デフォルト画像 2023/12/25

【東京都主催】グローバル市場を席捲するスタートアップを東京から輩出する「キングサーモンプロジェクト」の採択企業2社を追加で決定

1社目の採択企業に続き、cynaps株式会社と株式会社Strolyの2社が決定。今年度の採択企業が出揃い、全3社がそれぞれ協働プロジェクトを始動。

株式会社ボーンレックス(東京都千代田区、代表取締役 室岡拓也 以下、当社)は、東京都が主催する「キングサーモンプロジェクト(King Salmon Project)」(以下、本事業) の協働促進サポーターとしてスタートアップと都内行政現場の協働を支援し、スタートアップが成長できる機会・環境の提供を推進しております。                                      
このたび、1社目に続き、2・3社目の採択企業が決定されましたので、お知らせいたします。

事業概要及び支援内容

■「キングサーモンプロジェクト」事業概要
東京の抱える社会課題の解決につなげるプロジェクトを都内行政現場で行い、東京都がファーストカスタマーの役割を担うことで、スタートアップのプロダクトやサービスの普及拡大を図ることが本事業の目的です。さらに、東京都との協働、プロダクト・サービス導入をきっかけに、スタートアップがグローバルに活躍する企業へと大きく成長し、後続するスタートアップのロールモデルとなるような「キングサーモン企業」の輩出につなげることを目指しています。
本事業において当社は協働促進サポーターとして、これまで培ってきたノウハウや知見を活かし、スタートアップと都内行政現場の協働を支援し、スタートアップが成長できる機会・環境の提供を推進しています。
「キングサーモンプロジェクト」特設サイトURL:https://kingsalmon.tokyo/

■協働促進サポーターとしての当社の役割
当社は、個人起業家をはじめスタートアップや大企業の新規事業立上げを支援し、数多くの新規事業を世に送り出してきました。また、スピード感や企業体力が異なるスタートアップと行政や大企業との協働事業においても同様に数多くの成果を出し続けております。さらに、双方が本質的な実証実験を遂行し、圧倒的な成長を遂げるための課題を的確に捉え、メディア露出や資金調達に至るまで一貫した支援を行っており、これらの経験を活かした「協働促進サポーター」として、都内行政現場とスタートアップの協働を支援し、スタートアップが成長できる機会・環境の提供を推進していきます。

■支援内容
1. スタートアップと都内行政現場のマッチング
スタートアップと都内行政現場のマッチングを行い、協働プロジェクトの組成・実行等の支援を行います。都内行政現場の現状、課題感、特徴等を把握し、スタートアップとの連携に向けた都内行政現場の環境構築をした上で、適切な都内行政現場とのマッチングを支援します。

2. 協働プロジェクトの組成・実行等の支援
資金、技術、環境、ネットワーク支援などのあらゆる側面から、協働プロジェクトの実施に必要な費用、不足分野の知見等を補います。また、キングサーモン認定企業(※)に向けて、プロジェクト遂行までを伴走型で支援します。
(※)地方自治法施行令第167条の二1項4号に基づく認定を東京都が行います。認定後は、東京都の各部署において随意契約による購入等が出来るようになります。(購入等を確約するものではありません。)

3. 協働プロジェクト実施費用の支援
協働プロジェクトの実施にかかる費用について、本事業が一部支援します。

例:
・スタートアップが他企業とコンソーシアム形式を組んでプロジェクトを実施する場合にかかる他企業からのサービス購入費用や外注費用等
・既存のプロダクト・サービスをプロジェクト内容や実施フィールドに適するものに調整する場合の費用等

4. 国内外における成長促進の支援
国内企業や自治体に向けたプロダクト・サービス導入支援や資金調達にかかる支援、海外企業からの受注、プロダクト・サービス導入やBtoC展開等、海外市場での販路拡大を支援します。

5. 成果発信等の広報支援
協働プロジェクト事例のPRを行い、スタートアップごとに最適なメディアにアプローチをする等、事業拡大(行政他、民間企業への横展開)につながる広報支援を実施します。

採択企業のcynaps株式会社及び、協働プロジェクトについて

■cynaps株式会社について
cynaps株式会社(以下、cynaps)は、「真の課題を解決する」をミッションに掲げ、テクノロジーに振り回されず、テクノロジーを道具として正しく使用して、本当の意味でみなさんの生活をより大きく豊かにすることができるよう、課題解決を考え抜いた製品づくりに全力で取り組んでいます。
cynaps株式会社/https://www.cynaps.jp/

■協働プロジェクトについて
気候危機が一層深刻化する中、世界では2050年CO₂排出実質ゼロという共通のゴールに向けて、急速に歩みを進めています。東京都においては都内の温室効果ガス排出量を2030年までに50%削減(2000年比)する「2030年カーボンハーフ」を表明、具体的に取組みを行うことで、温室効果ガス排出ゼロの目標に寄与していくことを考えています。また、今回の協働先となる東京都大田区においても、大田区環境アクションプランにおいて「大田区環境ビジョン2050」を掲げ、3つのゼロ「温室効果ガス排出量実質ゼロ」「プラスチックごみゼロ」「食品ロス実質ゼロ」を通じた「持続可能な環境先進都市おおた」の実現を目指しています。
一方で、省エネルギー施策の一つである「省エネ換気」は、高い実効性を持つ有効的手段として考えられていますが、ほとんどの建物で採用されていないのが実情です。従来の省エネ換気は後から実装する難易度が高く、費用も高額なことから選ばれにくいと言われています。このような状況に対してcynapsでは、既存建物でも営業を止めず、且つ費用も抑えて省エネ換気を実装させることができる、サーバーレス・制御盤レスの仕組みを開発しました。そしてこのたび、この仕組みを活用してつくられた、換気状態を監視し自動制御するIoTソリューション「BA CLOUD(ビーエークラウド)」を通じて、施設の電気使用量削減とGX(グリーントランスフォーメーション)の取組みを推進するプロジェクトを東京都大田区と協働で実施します。換気制御を行うことにより、適切な換気と心地よい室温を維持しながらエアコンの消費電力を削減します。また、プロジェクトでの削減状況について、事前の予測値との差異を検証することで、幅広い施設に対応する換気省エネ性能の評価方法確立と電気代削減効果シミュレーション精度向上を図ります。

【協働プロジェクト情報】
♦概要
既存施設に後付け可能な換気制御プロダクト「BA CLOUD」を大田区との連携のもと、大田区産業プラザPiO等へ導入し、換気効率を最適化することで空調の電力使用量を削減する。
♦都内行政現場
大田区産業プラザPiO 等
♦プロダクト・サービスの概要
これまで盲点になっていた換気をコントロールする革新的な空調制御システム「BA CLOUD」で、既存空調設備の省エネ化を実現。先進的なIoT技術によりサーバーや複雑な配線等が不要であり、デバイスが手のひらサイズなので容易に後付けの設置が可能。
♦期待する効果
空調の電力使用量を削減し、環境負荷を低減させることで、行政としてGXの取組みを積極的に推進する。

採択企業の株式会社Stroly及び、協働プロジェクトについて

■株式会社Strolyについて
Stroly = Stroll + Story、コンセプトは「世界の見え方を共有しよう」。株式会社Stroly(以下、Stroly)は地図のもつメディアとしての可能性を信じ、それを最先端の技術で進化させることで、世界の創造性と多様性に貢献することを目指します。
「Stroly」のマップでエリアの魅力を最大化することで、利用者は地域文化を楽しみながら滞在・周遊できます。また、利用者がどのようにマップを利用しているのかを把握することができるデータダッシュボードをマップごとに提供。専門家を必要としないデータの分析が可能になることから、お祭りやフェスなどの大規模イベントや、エリアプロモーション、キャンペーン、その他観光施策など幅広いシーンでご活用いただきマップの改善をし続けることができます。
株式会社Stroly/https://stroly.com

■協働プロジェクトについて
東京都ではTokyo Innovation Base(以下、TIB※)をはじめとしたインキュベーション施設で多数のイベント来訪がある一方、スタートアップ支援拠点の情報の一元化に対して課題があります。そこでStrolyでは、東京都のスタートアップ支援拠点等の情報を一元化し、回遊性を高めるデジタルマップメディアをつくり、国内外のビジネスパーソンに対して、効果的な情報伝達を図ります。スタートアップ支援拠点の認知度向上や拠点間の交流を通じ、TIBを起点とした東京のスタートアップ・エコシステムの拡充が期待されます。また、海外向けイベントやサービスなど海外フレンドリーな情報提供で、国際的シティープロモーションにも寄与します。

【協働プロジェクト情報】
♦概要
都内に点在する様々なSU支援拠点の情報を視認性の高いイラストマップにより一元的に提供し、TIBを起点としたSUエコシステムを”見える化”する。
♦都内行政現場
Tokyo Innovation Base及び関連施設
♦プロダクト・サービスの概要
デザインマップとロケーション技術のプラットフォーム「Stroly」による利用者へのマップ情報提供を通じた利用者分析及びマーケティングコミュニケーション
♦期待する効果
• 国内外のビジネスパーソンに、東京のSU支援拠点の情報を効果的に伝達し、認知度向上や拠点間連携により、スタートアップ・エコシステムの拡充につなげる
• 海外向けイベントなど海外フレンドリーな情報提供で、シティプロモーションへの寄与につなげる

(※)Tokyo Innovation Base(TIB)について
東京からイノベーションを巻き起こすことを目指し、国内外からスタートアップやその支援者が集い、交流する一大拠点。スタートアップ等による挑戦を後押しする仲間や支援者、起業家など様々なプレイヤーとつなげ、さらにイベントや支援プログラムなどを展開。

PRTIMESプレスリリース

 

 

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