こんにちは!広報担当の那津子です。
2023年度もいよいよ最終日!みなさんにとってはどんな1年でしたか?今年もボーンレックスでは多彩な事業への挑戦や、国外・国内支社の活動等様々な出来事がありました。
今回は当社の2023年度のハイライトをシェアしたいと思います。
華の舞台へ、いざ、参らん。IVS2023 KYOTO
「IVS」とはまさにスタートアップのお祭り!「次世代の、起爆剤に。」をミッションとして国内外の起業家・投資家が一同に会し、直接交渉による投資・協業先・人材等の獲得や、各分野の最新動向の把握と多様な人材の交流を契機とした新ビジネス創出を促進する国際スタートアップカンファレンスです。そんなIVSに今年度当社がスポンサーとして初参画・出展を果たしたのです!
Why IVS?
実はボーンレックス、これまでにIVSのような大規模イベントに参戦することはなかったんです。それでも今回ここに飛び込もうと思ったのは、時代が変わってきたと思ったから。
昨今は、行政も企業もスタートアップとの連携を模索する時代に突入し、その境が曖昧になってきていると感じます。
しかしこの10年間を振り返ると、必ずしもそういう時代ではなかったと思うんです。スタートアップはなんだかちょっと自分たちとは別、というような感覚を持たれていた時代。だからこそ、スタートアップである私たちは世の中でどーんと存在感を出すというよりは、確実に結果を出せるように修行を積むような感覚でいたんです。成果を示し続けることが我々にとっての唯一の武器であると考えていました。
でも時代が変化して、スタートアップが日の目を浴びる機会が急増した今、我々の在り方もそれに伴い変化をし始めています。IVSへの初参画はそんな私たち自身の変化の表れなのです。
わたしたちが実際にやってみたこと
・ブース
当日はブースを出展し、当社のミッションやサービスについて来場者の皆さんに紹介したり、行政や大企業の方をお呼びしてスタートアップとの共創をテーマにミニセッションを行いました。
・サイドイベント
また、IVSでの出会いをその場で終わらせずに、もっと仲良くなっちゃおうよ!!!ということで、当社独自でIVS終了後にスタートアップと行政・大企業による共創をテーマにしたサイドイベントを企画、開催しました。イベントは当初の予想を大幅に越える約50人が集まり、大盛況で終了!
そんな大成功を収めたサイドイベントには実は裏話が、、、
宣伝になかなか時間を割けていなかったこともあり当日朝の時点では参加者が0人だったんです。
なぜそこから半日で約50人もの参加者を集めることができたのでしょうか?その背景にはボーンレックスメンバーの主体的に考え行動する姿勢と、チーム力がありました。
東京にいるメンバーが集客に役立ちそうなIVSのセッションを全て調べ、現地メンバーにチャットで伝達。そしてそれらの情報をたよりに興味のありそうな人たちを待ち伏せ!(笑)さらには視覚的に伝わりやすいポップを作った事で潜在的な顧客があちらから声をかけてくれるようになったりして、小さなアクションを積み上げることで50人以上もの集客を成功させたのです!
今回のIVS2023を通じて、メンバー一人ひとりが自身にできることを考え、それを行動に移すこと、そしてさらにそれをメンバー間で確実に共有しながら実践する力こそ当社の強みだと改めて感じることもできた出来事でした。
ボーンレックス、ついにアジア圏に大手!?
実はボーンレックス、国外ではインドネシアとニュージーランドに子会社があり、グローバルに事業を展開しています。
2023年度は特にアジア圏との連携を強化すべく、インドネシア支社の強化、そしてタイ政府との連携も開始しました!!
インドネシア子会社BORNREX Waku Waku Indonesia設立の背景
インドネシアの人口はなんとアメリカに続いて世界第4位。現在も人口は増加し続けています。さらに注目すべきは人口ピラミッドがきれいな富士山型で、生産年齢人口(15歳~64歳)が年少人口や高齢者人口に比べ遥かに多いということです。日本をはじめ世界で高齢化が大きな問題になっている中、インドネシアの平均年齢は29歳、経済を支える若者の割合が人口の約70%にも達しているんです!
このような人口の面だけでも大きなポテンシャルを感じますが、さらにインドネシアはスタートアップ企業の数が東南アジアの中で群を抜いて多く、GojekやTokopedia等のユニコーン企業も多く生まれている等、企業が加速度的成長を遂げており、経済面でも大きなポテンシャルを持っているといえます。
そのような背景から当社はインドネシアに注目し、インドネシア子会社を設立するに至るのです。
国内スタートアップのインドネシア進出や、インドネシア企業の日本進出支援を、ボーンレックスは引き続き注力してまいります!インドネシアやアジア周辺への進出をご検討中の方、是非お声がけくださいね!
起業家育成に熱心なタイ政府との連携
2023年度はさらに、タイ政府との連携を新たに開始しました。
タイ国内における、革新的なスタートアップを生むための取り組みは、タイ政府が主導しているのですが、その中でも重要な役割を果たしているのがタイのチェンマイ大学サイエンス・テクノロジー・パークSTePです。今回当社はSTePと両国におけるスタートアップの海外進出時の支援強化などを目的とした連携深化のために基本合意書を締結し、その取り組みの一部として、タイ国内の学生起業家及び起業家候補生起業家に向けて起業家育成プログラムを実施しました。
この起業家育成プログラムはタイの学生起業家及び起業家候補生が2週間日本に滞在し、ビジネスの知識や経験を得ることで、学生のイノベーション文化とアントレプレナーシップを育成することを目的としています。
プログラムでは、ビジネスモデルをブラッシュアップするためのメンタリングやビジネスにおいて必要な知識や要素を知るための講義のほか、国内企業へのヒアリングも行う等、実践的な支援を通してより有効なビジネスモデルをともに練っていきました。プログラム最終日にはタイ本国よりタイ教育庁の責任者等、STePと連携するインキュベーターのマネジメント層4名が来日し、学生起業家・起業家候補生がプレゼンテーションを実施しました。
学生起業家・起業家候補生の中にはプログラム内で実際に自身の商品を販売し売上を上げるところまで実現した方もいらっしゃり、本プログラムに参加した皆さんの中からスタートアップ創業者が生まれる未来も遠くないかもしれない!と嬉しくなりました。
今回はタイ国内の学生起業家へのプログラムを実施しましたが、今後日本のスタートアップがタイに進出する際の支援等も見据え、定期的な意見交換や、プログラムの提供を通してタイ政府との連携を強化してゆきます。
温泉県で大奮闘!?BORNREX Waku Waku OITAの活躍
実はボーンレックス、国内に唯一大分県に子会社を構えているんです。ハイライトの最後は、大分子会社BORNREX Waku Waku OITAの活躍について!
BORNREX Waku Waku OITA設立の背景
スタートは大分県から当社が受託したDX共創促進事業でした。
以前より大分県庁の皆様とご縁があったのですが、当社の大分県と所縁のあるメンバーの「大分県と何か一緒にやりたい!」という想いが通じ、事業を受託させていただくことになり、その際に、私たちは大分子会社を設立したのです。
大分県内に事業所を作ることが必須なわけではなかったのに、なぜ大分に子会社を作ることにしたのか。
そこには大分県への感謝と覚悟がありました。
当社は東京都の会社ですが、大分県の皆さんは県内の事業者の皆さんが新しい挑戦に踏み出せるよう貴重な県税を投じて、私たちに期待と覚悟を持って賭けてくださいました。私たちはこれまで蓄積したノウハウや経験を大分県に還元し、日本、そして世界に羽ばたく企業のモデルケースを県内に創出すること。またそれに続く新たな挑戦者を増やしてゆくことが皆様に対する“恩返し”だと思っています。
そのためには“東京”の会社が“東京”から大分県を支援するのではなく、ボーンレックス本体で培ってきた支援ノウハウを大分県へ「還元」し、大分県全土に挑戦の現場を創出する必要があると感じ、私たちは大分に子会社を設立することにしたのです。
BORNREX Waku Waku OITAの取組み
大分子会社の事業内容は基本的には本社の事業内容の一つである成果コミット型伴走支援ですが、支援のスタイルは東京とは大きく異なっています。
これはその土地による関係構築方法の違いや、人柄の違いが関係しています。当社は国外にも数社子会社があり、そこでも感じることですが、国や都市によって仕事の仕方、考え方、リレーションの作り方が本当に違うということ。だからこそ、大切なのは自分たちのやり方を絶対化して押し付けることではなく、現地の方たちと交流しながら現地ならではのやり方を知っていくことや、現地の方に受け入れられるサービスを形成していくことであると思います。
2023年度の取組み
現在大分子会社では企業から個人事業主、行政まで幅広く支援を行っています。
今年度は大分県内の様々な地域でセミナーを実施させていただいたり、音楽事業から遊漁船業まで多様な業界の皆様を支援してまいりました。
大分子会社の支援に対して皆さんが口をそろえて言うのは、「頭の中だけで考えていた“構想”や“夢”が、みるみる形になっていく」ということです。“夢”を“夢”で終わらせるのではなく“現実”にしていく、それはとてもハードルの高いことですが、だからこそともに考え、背中を押し、時には本人よりもアクションする背中を見せる、そんな存在が必要不可欠であると思います。
大分子会社はもうすぐ設立3年目に入ります。来年度の大分子会社の活躍もご注目ください!
まとめ
ボーンレックスの2023年度は挑戦と革新の連続でした。
挑戦には恐れや失敗がつきものです。それでも挑戦を止めないのは、挑戦の先に見たことのない景色が広がっていることを知っているからです。
今年度の取組みが生み出した革新と共に、来年度もボーンレックスは変化と挑戦を恐れず、更なる飛躍を目指してゆきたいと思います。